ホワイトキューブの茶室から-私芸術論―

京都と大阪の<まんなか>あたり/やや現代美術<寄り>のギャラリー/ここでは日常のあれこれが「芸術」になる<手前>を考察できればと。。。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

事業計画論

空き家となった町家が、ギャラリーに生まれ変わるためには工事が必要で、工事のためにはお金が必要で、お金をお借りするのは日本政策金融公庫がいいよと、ハウツー本で読んで、そのためにはまず「事業計画書」が必要だということでした。しかし、私の作ろう…

看板論

空き家となった小さな町家に出会った時点で脳内の空想物だった「ホワイトキューブの茶室」が現実物となるには、それから1年ほどかかりました。「ボンボン屋さん」として活動していた枚方宿にかなり愛着があったので、この場所でこの物件に出会えたことには、…

お店以前論 3

「五六市」を通じて枚方宿に出会い、「会社」を通じてではなく自分たちででも何かできるかもしれない、できないことないかもしれない、という思いが芽生え始めていました。そんな何となく「会社の外側にも何かあるよなぁ」みたいな気運がじわっと滲み出し始…

お店以前論 2

毎月第二日曜日に枚方宿で開催される「五六市」には本業?のサラリーマンの仕事の都合や、出店にも参加希望者の方が多いため抽選なのですが、そのようなタイミングが合う限り出店しました。家内と二人してその月の「五六市」が終わればまた来月の「五六市」…

お店以前論

枚方宿では毎月第二日曜日に「五六市」が開催され、京阪電車「枚方市駅」から「枚方公園駅」の間の京街道に沿って手作りのお店がたくさん出店して多くの人出で賑わいます。私たちもこの「五六市」を通して枚方宿のこの場所に出会ったようなものです。 うちの…

社会復帰の手前あたり論

一介の町家が中身をくり抜かれて、白い壁に囲まれて「無」=「ホワイトキューブの茶室」になりました。 昭和の初期に生まれたこの町家にしてみれば当初「一体私は何をされるんだろう?」と不可解というか理不尽というか納得いかない的な気持ちになったかと。…