祭り論
大阪生まれの大阪育ちの私ですが、ご縁あって、かれこれ30年近くみちのく山形の地でいろいろお世話になっていまして、準山形県民を自称しております。
そんなふるさとで先日「東北六魂祭」が開催されました。
たまたま、仕事でその山形に居合わせたのですが、前日から自衛隊さんのブルーインパルスの六魂祭記念アクロバット飛行の予行演習がほんとにすぐ真上というか頭上で敢行されたりしてお祭り前からすでにテンションMAXとなり、仕事そっちのけ?モードです。
東北六県を代表するお祭りを一度に観れる超貴重、超豪華版です。
やはり直に触れると胸にグッと熱いものがこみ上げてきました。
各地の気候や風土、歴史や気質、そして祈り、のなかで生まれ培われたリズムや色彩、踊りなどなど、それぞれに心を揺さぶられました。
行ったことのない所がほとんどですが、目の前を通って行くお祭りを観るだけでも「あっ、青森はこんなとこかな?秋田は、盛岡は、福島は仙台は。。。」といろいろな県民性みたいなものも見えてきます。
そして、なにより各地のみなさんがそんな自らの風土を愛し大切にし、誇りを持って、生きるパワーにしているんだなと。そんなオーラをMAX感じさせていただきました。
根底にこれがあるからこそ私たちは癒され、励まされ、鼓舞されるのだと。
唯一無二の価値観であるからこそ、地域を超えて共感があり、地域を超えて広がってゆくはずなのだと。。。
まさに「私芸術」→「芸術」のかたちが祭りの中にはありました。
「芸術」の根源をそのようなところに私は求めたいかなと、あらためて感じました。。。