ホワイトキューブの茶室から-私芸術論―

京都と大阪の<まんなか>あたり/やや現代美術<寄り>のギャラリー/ここでは日常のあれこれが「芸術」になる<手前>を考察できればと。。。

ネーミング論

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話は少し前後しますが、ギャラリーの名前を付けるのにもかなり苦労しました。

 
この町家はお隣の「mani cafe」さんとニ戸一、つまり柱というか骨組みがひとつの建物で、壁で仕切られて中が半分半分、別々になっています。
 
なので最初に考えたのが「ハーフハウスギャラリー」!これ最高でしょうと。しかも、ちょっと謙虚?
家族会議、いや、経営会議の席でも「ハーフハウス」という呼び名がすっかり定着していました。
 
ギャラリーの設計図面も「ハーフハウス」で表記されていました。
 
それほど定着していたのですが、ギャラリーを後押ししてくださった作家さんに報告に行くと「ハ、ハーフ?ハフハフハウス?半分なんて縁起悪いですよ!フルじゃないと!」と却下されました。
 
確かにそりゃそうかも知れませんが、そんな言い方しなくっても。。。そこからいくら考えてもいい案が生まれません。
 
全部なら「フルハウス」ですか?→トランプじゃないんだから!→って、おっしゃったのあなたですから。じゃぁ、枚方パークの観覧車にかけて「カンラン舎」→民芸風お土産物屋さん。
 
紆余曲折の末、「ハーフハウス」却下から3ヶ月ほどしてから「ノートギャラリー」の名前が生まれました。
 
しかし、それからしばらく経っても、私たちは「ハーフハウス」って呼んでいました(^_^;)